つばきのこだま

おたくのひとりごとだよ

赫い月

1月20日(金)ソワレを観劇しました。

実は元々観劇予定には無かったけど、メインビジュアルと題材に惹かれて。ゴドーを待ちながらも宮城事件のことも全く知らなくて、でもだからこそ気になったというか(一応両方ともざっと調べてから観に行った)。戦争ものって映画でも漫画でも避けがちだったけど、宮城事件は普通の戦争ものとは違った視点のお話になりそうだなーじゃあ観ようかなーって。あと、主演が秋元くんだったので。推しではない。推しは別人。仲良しだけど。この人を観るのは作品数でいうと6作品目かな?2.5除くと2作品目。ちなみに私が舞台好きになるきっかけの作品にも出てた人。

そんなわけでわりと軽い気持ちで取ったチケットでした。物販もパンフだけ買うつもりが上演後に台本買って。さっきDVDも予約して。なんてことだ。ついったーに感想考察さんざんぶちまけたけどDVD届いてからもう一回読み返したいなと思って。この作品の感想をまとておきたいがためにブログを開設したといっても過言ではない。人様の感想考察読むのが大好きなのでね。自分からもなんか出しておこうかなと。長いよ。

 

で、まず上演前。噂には聞いていたけど本当に宇宙飛行士さんが出てきたのでびっくりした。ファンサしてくれる。優しい。かかとに何か付いているらしく、突然スーッと滑る。びびる。あとすごく舞台上が観やすい!(唐突に劇場の話)傾斜がきついのかな?私のスマホは電波入らなかったんだけど、なんか安心できていいなあ。ロビーで電波入らないのは困るけども。と言いつつ上演中に携帯鳴っちゃう現場に立ち会ったことはまだ無い。

 

以下、ついったーの呟き履歴抜粋を若干手直しして貼り付けていきます(Twitterログ保存検索サービス ツイセーブはいいぞ)。下の行は補足。劇中の流れ関係なくぐちゃぐちゃです。

[観劇直後]

*いつから?どこから?っていうのをずーっと考えてる

パンフのあらすじにある「どこまでが真実で、どこまでが妄想なのか。」みたいなこと。多分。主に祐子について。

*舞台セットに驚いたよねまず 稽古場映像みて秋元くんの動きに「????」って思ったんだけどほんとにそのままだった…

ステージが浮島状になってて、その周りを駆けまわる。待機場所が客席から見えるようになっていたのも面白かった。手袋はめてるときとか水飲んでる時とかつい見てしまう。でも不思議と集中力は削がれない。

*秋元くんがやるおじいちゃん(東吾)がすごく好きで……小さい明日佳ちゃんに色々語って聞かせるおじいちゃんとか、いろんなものがみえてきたんだよなあ 実際にやってる訳じゃないんだけど、でもみえた

「・・・先日、孫が生まれたんです」からの一連のやりとりがめちゃくちゃ好き。観劇してる時もそこでダーッと泣いたし台本読んでる時もそこで泣いた。ほんとに、東吾の人生が見えたんだよなあ。あと東吾とトウゴの声が切り替わる時毎回鳥肌立つ。OP稽古動画見るたびに鳥肌立つ。すごい。

*赫と赤の違いについて考えてて、「赫」の漢字の意味を調べてワ-----ッてなった。パンフでもどなたかが書いてたけど、赫って赤よりもなんとなくどす黒いというか、濃い赤なイメージだったんだよね たぶん画数多いから(笑)そっか、きらきらしてるのか…炎のかがやきなのか…

赫(カク)とは - コトバンク赤々と燃えるように輝く。だそうで。トウゴの髪色は炎の輝きの色なのかなーと思ったり思わなかったり。あれは老人の白髪じゃないか、と言ってる人を見かけてハッとしました。その発想も面白いなあ。私にはやっぱり金に見えるけど。

 

[台本読んだ後]

*祐子はいつの東吾の妄想の産物なのかがわからない

私的に永遠のテーマ。台本読んでもやっぱりわからない!

*「戦後の微熱が見せた」って台本にあるし実際そう言ってたと思うんだけど 祐子が戦後の東吾の妄想だとしたら東吾が近衛師団に入った本当の理由ってなに

先日の元吉さんのあとがきブログ(http://ameblo.jp/tsutsunene/entry-12242219151.html)から少しヒントをもらえた気がするけど気のせいかも

*祐子言葉遣い現代的だし敵性語も平気で使っちゃうし明らかにあの時代の人ではないよなあ 探検してるときにマラソンがどうのこうのって言ってたけど、あれは現代の皇居ランナーのことを指してるの?

*宮城空襲以降の祐子はなんとなくこの世の人じゃない感じがあったけど初対面(慰問)のときは他の人とも会話してたし…でもそんなことはありえないから慰問のシーンも妄想…?

「一瞬時間が飛んだようにザッピング」から妄想に切り替わるのかなーって思ってる。

*宇宙飛行士さんと祐子が後ろでキャッチボールしてる所が可愛くて可愛くて好き

開演前の注意のときの宇宙飛行士さんの身振り手振りもめちゃくちゃかわいかったですね

*そうだよカーテンにも何か意味があるはずなんだよ・・・

サントラ(Pitter Patter Stepper)の曲名をみて唐突に思い出した。カーテンの開け閉めに意味があるというか。カーテンというより光なのかな。あと舞台セットの白い布がカーテンのように見えなくもない。包帯にも見える。布であることに意味があったんだなあ(あとがき参照)

*誰が生き残って誰が死んだとか、宮城事件の関係者それぞれのバックグラウンド調べてから台本読むとさらにしんどい

「後ろ指さされて生きてください」のところとかめちゃくちゃしんどい 生き残るのもつらい

*明日佳ちゃんの不妊設定はどういう意図があって付けられたんだろう…

あとがき読んでスッキリ…と思いきや、じゃあ明日佳ちゃんはだれに伝えていくんだろうか、という疑問が…

*台本とかサントラとか、なにかとメインビジュアルとにらめっこしてるんだけど この半分顔を隠しているのは東吾の魂の半分が宮城を駆け回ったままっていうのと関係あるのかなあ

*曲調も別に暗いわけじゃないんだけどさ、オープニングの群唱の圧がすごいから歌詞もそんな感じなのかなと思ってたの でもむしろ希望に満ちた歌詞なのが…………うっ……このメロディーがほかのBGMでアレンジされて使われてるんだよね トラック15のタイトルhopeだよ泣くしかないでしょ

The Red Moonの話。

*観てる時もしんどくて、終わったあともしばらく動けなくなるくらい重いんだけど、落ち着いて考えてみると全然バッドエンドじゃないし(私的には)、むしろ明るい終わり方だよね??!?!?!

 *祐子の「私のことは守らなくてもいいのですよ、あなたが生きてくれたら」の意味がよくわかってなかったんだけど他の人の感想よんでストンと腑に落ちた そのままだ 想像の中でしか生きられない人なんだから

 *冒頭のサイパン戦についてもちょっと調べてみようかなと思ってうぃき先生とにらめっこしてる 五島大佐の指示を待てってことは…五島大佐は戦車第9連隊で…そこと連携してた歩兵部隊は…じゃあトウゴは第43師団だったのか…!ってなったところでページめくったらトウゴ自身が第43師団って自己紹介しててちょっと恥ずかしくなった 無駄な努力だったやんけ

でもこういう事調べるのすごく楽しい。

*第43師団は名古屋で編成されたそうなのでトウゴは名古屋が地元なのかなあと思ったんだけど士官学校入るためには地元がどこであれ東京にいなきゃいけないしよくわからないな

意味のない考察。楽しい。

*ほんとは誰が慰問に来てたんだろう ご姉妹が何人かいたようだからその内の誰かなんかなあ

あとがき読んだ感じどうやらその様子。姉妹じゃなくて別の宮家の人とかかもしれないけど。

*「戦後の微熱が見せた、あなたの妄想です」→「妄想を想い、近衛師団に入り、」がどうしてもわからん!妄想を見るようになったのが戦後ならそれは近衛師団に入る理由にはなれないじゃん………???妄想のなかの祐子が東吾に生きる意味を与えてくれたのは確かだと思うんだよなあ 問題はいつ出会ったか… 明日佳ちゃんの誕生を機に、だと最初は思ったけど「戦後の微熱が見せた」というからにはもう少し早い段階だったのかなという気もする…てかそうじゃないと明日佳ちゃんが生まれるまで東吾は…って思ったけど 台本の最後の元吉さんの「死に物狂いで働き〜」を読むと戦後しばらくは生きる意味とか考える暇もなく必死に暮らしていたのかなと…で、息子に子供ができてやっと落ち着けて、同時に生きる意味もぼやけてきて…そこで明日佳ちゃんですよ

* 祐子内親王薨去って東吾が5~6歳の頃の話なんだよね 近衛師団だったとはいえそこまで把握してるものなんだろうか そしてなぜ祐子内親王だったんだろう 何が引っかかったんだろう

「最初の祐子」(あとがき参照)はなんで祐子内親王で上書きされてしまったんだろう。とりあえず近衛師団に入った本当の理由は「最初の祐子」でいいのかなぁ。だとするとその人とは慰問のときに会ったきり?なぜ祐子内親王を選んだのか…生きる希望にするためにはその人に生き続けてもらわなくちゃいけないから、もう死ぬことのない故人を選んだ…?よくわからない。

*赤い月って一般的に不吉の象徴みたいに扱われてるけど、赫い月では希望の象徴というか、プラスの意味で使ってるのがすごく面白いなあって思った

赤色自体が希望の色なのかもしれない。祐子赤いし。祐子のビジュアルめちゃくちゃ好き可愛い

 

呟きまとめ終わり。

追加でいま思いついたこと。

*東吾が明日佳ちゃんのことをちゃんと認識できるのはどういう時?

*最後、東吾には何歳の明日佳ちゃんに見えてるんだろう。それによって「よく、痛いの我慢したね、偉いね。」の意味が変わってくる気がする現在の明日佳が見えてるんだとしたら、その痛みは精神的な痛みのほうだし。このシーンほんと大好きで今も台本読み返しながら泣いた

*大学の先生に「人が本当に死ぬのは周りの人の記憶から消えた時だ」って教えてもらったのをふと思い出した

 

あと最後にサントラの話。これタダでDLしてしまっていいんですかほんとに…。ずーっと聞いてる。今の睡眠導入曲と目覚ましアラームはThe Red Moonです。とても目覚めがいい。これ書いてる時も聞いてる。

他の曲もみんな好きなんだけど、特にGirlのすこしオリエンタル?な感じが好き。

 

1回しか観れなかったのが悔やまれる。とりあえず11月が待ち遠しいです。

 

はじめてみた

いくつかTwitterアカウントは持ってるんだけど全部鍵なもので。独り言を放流する場所として作りました。あと若俳おたくの端くれとしてはてなブログに若干憧れがあった。なぜか。舞台の感想とか、お手紙に何書く〜とか、そういうの読むの好きです。

うっかり若手舞台俳優を追いかけることになってしまったけど元々アニメとゲームが好きだし今も好き。推しの名前は書かないけどガチガチに隠すつもりもないので適当に察してください。